Sunday, September 30, 2012

No. 100: 環境に適応する能力が必要不可欠 (October 1, 2012)

Management:
どのような企業でも、業績を直線的に増加させることは不可能である。事業部門別や商品別でも同様なことが言える。競争相手がある以上、これは必然的に起こることである。業績が停滞する、あるいは、低下するのは、どこかに問題が発生していることを意味する。そこで、会議を開き、問題解決に向けての議論をすることになる。そして、問題の原因は見つかるけれども、どのように解決するかについて、意見がまとまらず、延々と時間を費やして議論する。

IBMの創始者であるトーマス・ワトソンの子息で、IBMを偉大な企業にしたトーマス・ワトソン・ジュニアは、コンピュータの将来性をいち早く見抜いた歴史に残る優れた経営者である。彼は、問題を発見したら(1)直ちに解決せよ、(2)正誤にとらわれず、とにかく答えを出せ、(3)もし、出した答えが間違っていたら、問題は再び戻ってきて、あなたの顔をひっぱたく。その時に、正しい答えを出すことができるという、3つの教訓を残している。これは、GEの社長であったジャック・ウェルチがいう、走りながら考える、と内容的には同じである。

ビジネス環境の変化が、ますます速くなる現代では、議論しつくして出した答えが、環境に適応できず、解決策として使用できないこともありえる。重要なことは、考え抜いた解決策であっても、間違っていたら、修正する勇気をもつことである。人間がやることである以上、完璧なものはない。ダーウィンが言うように、生き残る種は、頭のよい種でもなく、力のある種でもない。環境に適応できる能力が一番高い種が生き残る。ビジネスでも、同じことが言える。磐石な経営基盤をもつ、大企業といえども、環境の変化に適用できなければ、市場から淘汰される。

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